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2008年 12月 18日
音を聴く
海岸線を歩く。
大体において独りだ。(見渡す限り一人ということ)
独り言を言ってみたり、気分のよいときは歌を歌ってみたりすることもあるが、
やがて黙って、自然の音を聴くことになる。

珊瑚のぬけがらが波に洗われてカラカラという金属音。
脚を踏みしめた時に砂が鳴く音。
島風が顔の横で巻く音。

もちろんよい景色を探したりもするが、漂着物を見て歩くのもいい。
めずらしいものも落ちていたりする。

音を聴く_f0182432_1825616.jpg


Rolleiflex 3.5F Xenotar

亀の頭蓋骨を耳に当て、音を聴いてみる。
波間を泳いでいたころの夢が見えたらと思いながら。

ここでは、
生きていること と 死んでいること の境界は、
それほどはっきりしない気がする。

by jazz_houser | 2008-12-18 23:00 | 小浜島


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