魚は夜や早朝よく釣れるという。
定期船がない新城島は他の島に比べて、
珊瑚礁も残り、魚影も濃い。
おじぃ曰く、
『昔はおばぁが、あと少しでご飯が炊けるよ』
『じゃぁちょっと突いてくるわ』
という感じで、20分ほどで
両手に持ちきれないほどの魚や海老を獲ったという。
新城島には、自動販売機も売店もない。
当時は携帯電話も通じなかった。(今は港の先端で大原の電波が拾える)
都会の生活に慣れた人間には不便極まりない。
不便さと自然はトレードオフなのだ。
私には・・・ずっと不便であってほしいとは言えない。
明日のおかずがない。
おじぃが夜釣りに行くという。
私も同乗したい気もしたが、おじぃを撮ろうと思った。
日が落ちて、空にはかすかに残照が残る。
遠くの小浜島の明かりが瞬く。
風がよく、大漁だった。
その後2日間同じ魚を朝昼晩(^^;
Rolleiflex 3.5F Xenotar