正月早々、宿の送迎で港に行くと、何やら堤防に絵を描く集団が。
送迎を終えて気になって行ってみると、大人から子供までペンキで塗り塗り。
子供達を指導している人たちに
「先生ですか?」と聞くと、
『いえ、新成人で・・・』
「!?、あー!」
新成人が島の小中学生と一緒に、壁画を描いていたのだ。
島を離れ、本土で頑張る若者。
何か島にしたい。
その気持ちが壁画になった。
本日は成人の日ですね。
八重山、石垣島では去る1月4日。
波照間では1月3日に成人式が行われました。
昨今の成人の日というと、
新成人の愚行が面白可笑しく取り沙汰されますが、
波照間ではすばらしい新成人4人が誕生しました。
Wide Angle Rolleiflex
波照間島民の心(ベスマピトゥヌククル)を忘れずに、新成人として頑張っていきたい
島民の前で緊張しながらも、シマムニで語るその顔は輝いていました。
彼らがまた島に戻ってくるその日も、あの言葉が迎えてくれます。
今回の撮影のクライマックス、それは島の成人式でした。
私としても初めて島の方からの依頼で島の行事を撮影することとなり、いつになく緊張しました。
ローライのファインダーが揺れていて、深呼吸する始末(^^;
本当に銀塩は撮れているか心配ですね。
先ほどカラーベタが終わり、モノクロも1本テスト現像を終えました。
島の成人式のベタを見ながらふと、
十数年前、大雪の降る中、ダンススタジオに向かって歩いたのを思い出しました。