2009年 06月 09日
水は廻る
周囲を取り巻く海から、海水が蒸発して雲になる。
もくもくと発達した積乱雲が山に差し掛かると、
深い深い波照間森に雨が降る。
大木から流れ落ちた雨水は下層に繁茂するシダやコケを浸す。
腐葉土に沁み込んだ水がやがて岩の間から滲み出し、小川になる。
小川が集まって川になり、いくつかの滝を経て大河となる。
山から海までの距離が近い西表島では大河は潮の干満の影響を受ける。
感潮域ではマングローブやそこに棲む生物を育んで、海へと還る。

八重山最大の面積を誇る西表島。
理科で教わったことが、その循環が目の前で繰り広げられる。
水も廻る。
その廻りは生を生む。

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Rolleiflex 3.5F Xenotar

木の根は表面を覆う。
その一本一本が血管に見えてならない。
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by jazz_houser | 2009-06-09 12:59 | 西表島 | Comments(2)
Commented by lotuspapa at 2009-06-09 18:41
この写真、確か年賀状にプリントしたものをいただいた記憶があります。
最初見たとき何かと思いましたが、猛烈な生命力ですよね。

昔、私が子供の頃、我が家に竹やぶがあったんですが、
竹の子が生える季節になると、今日見た竹の子が翌朝には
前日よりかなり伸びていてなんだか怖くなった記憶があります。
この写真もなんだかおっかないです…。
Commented by jazz_houser at 2009-06-09 22:34
lotuspapaさん、こんばんは。
そうです!昨年の年賀状でした。
触ると結構硬くて、普通じゃ引き剥がせないくらいしっかりと絞めつけられていました。

そういう感覚、子供の頃の。なんとなく分かります。
たかが植物なのに、予想を超える生命力を目の当たりにすると。
静かなんですが、撮っているときもちょっと後ろを振り返ってみました。


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