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2009年 03月 31日
岩礁地帯
八重山諸島、独特の植物が繁茂する。

海岸を歩き、昔の珊瑚が固まって削られた岩礁を見渡すと、
そこここに緑の斑点の集まりが見られる。

ミズガンピだ。
多肉のような少し厚ぼったい小さな葉を持つ。
夏には小さくかわいい白い花を咲かせ、その後に実が残る。
実はやがてはじけ、周囲の岩礁にじわりじわりと子孫を食い込ませてゆく。
思い出せば与那国島、鳩間島、新城島、波照間島で見たことがあるから、
八重山全域に分布しているのだろう。

ハマシタンという別名は、浜に生え、紫檀のように硬質な木質を持つからだと思う。
ミズガンピは宮古島では、漁師の木と言われ、この木があると火事にならないらしい。
そのためか、樹姿が蛇のようにくねって趣があるからか分からないが、
沖縄では庭木・特に盆栽として人気がある。
野生では土も全く無い岩盤に、塩水しかない過酷な環境で、じっくりじっくり育つのだ。

ビーチコーミングしていると、流木として波に洗われた破片が落ちている。
それを綺麗に磨いて、ペンダントトップにしていたな。
もしミズガンピの繁茂する岩礁をビーチサンダルで踏み込んだり、ふと手をついたら、
皮膚は剥け、血が滲むだろう。

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Rolleiflex 3.5F Xenotar

硬い岩に食い込んで離れない。
小枝でさえも硬く針金のように撓る、まさに岩の鎖帷子。
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by jazz_houser | 2009-03-31 23:30 | 新城島 | Comments(2)
2009年 03月 28日
太陽の子
だいぶ昔、小学生の頃読んだことがある気がしていたが、
話の筋もほとんど覚えていないので、ふともう一度読んでみたくて。

灰谷健次郎 太陽の子
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灰谷さんは神戸出身。
教職に就いていたが、兄・母の死後、沖縄・アジアへ放浪の旅に出る。
その“死”というものと小説「太陽の子」の内容はシンクロしている。
八重山・波照間島に滞在している。

この本はぜひもう一度手にとって読んで見ていただきたい。
私は、少なからず「魂は廻る-マブイハメグル」にシンクロしてしまった。

「太陽の子」が出版されたのは1978年、
久高島で最後のイザイホーが行われたのも1978年、
私が生まれたのも。。。

ただの偶然。

でも、全く関係のない、一ヤマトンチュがこうなってしまったのには、
引き寄せる見えない糸があるのかもしれない。

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Wide Angle Rolleiflex

太陽の笑顔

それはこの世を照らす

笑顔は

数え切れないほど積み重なってきた

悲しみ・喜びその上にある
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by jazz_houser | 2009-03-28 14:07 | 波照間島 | Comments(8)
2009年 03月 25日
ふらふらあまくま
今、風邪真っ只中・・・そういえば・・・
八重山で一度だけ熱を出したことがある。
だいぶ前、秋の鳩間島、
旅の疲れが出たのか、次の日起きると体がだるい。

同宿の人に(船に乗る人を集めたいので)シュノーケルしませんか?と誘われたが、
「風邪っぽいので・・・」と断った。
最初のうちは風邪薬やら胃薬なんかを持って旅していたのだが、
いつからかやめてしまった。
とはいえ、八重山にいて寝ているのはもったいない。
カメラを1台にして、三脚も宿に置いて、歩き出した。
風邪薬代わりにオリオン麦職人(ちょっと気をつけた)を食後に服用。

前に踏み出す脚も地面がふわふわ。
酔いなのか熱なのか分からない。
そんな私についてくる犬が一匹。

琉球犬のかなちゃんだ。
この血統は今では貴重なのだという。

ちょっといっては振り返り、、、
追い付けばまた先に行く。。。

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Wide Angle Rolleiflex

心配してくれているのかな。

私は犬には人気がある(と勝手に思っている)。

この熱も、ここが八重山なら平気かも。
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by jazz_houser | 2009-03-25 12:57 | 鳩間島 | Comments(7)
2009年 03月 22日
縁起物
八重山では図鑑で見たような動植物に出会う。

いきもの好きにはたまらないだろう。
中でも、なんとなく好きな動物はこいつ、ヤエヤマセマルハコガメだ。
結構足は早く、スタスタ逃げる。
危険を察知すると、入口の蓋をパカっと閉めて閉じこもる。
しばらくすると、襖を開けるように、「チラ、チラ、安全かなー」といった感じで、また動き出す。

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Wide Angle Rolleiflex&Rolleinar2

西表島船浮集落と石垣島登野城の宿、コスタデルソルの庭で必ずといっていいほど出会える。

友人は「こいつ裏返すと面白いんだよ~」と縁側に置く。
閉じこもったまま裏返されたカメは、手足をバタつかせ、挙句の果てにフンをする。
その後こんなに手が出るの!??といった感じで爪で半回転。
起き上がれないことがないのは、創造神に感謝だ。
なぜフンをするかは未だ謎に包まれている。。。

西表・石垣で、夜の森を楽しむのもいい。
縁起物(天然記念物)に出会えるかもしれない。
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by jazz_houser | 2009-03-22 16:33 | 西表島 | Comments(8)
2009年 03月 20日
Skinny Dip
Skinny Dip- 裸で水に飛び込んで泳ぐこと

語感から、はしゃいで、ドパーン!といったイメージ。

与那国のナンタ浜の子供たち、私は大好きだ。

ウルトラマンのジュワー!
マイケルジョーダンのポーズ・・・
次から次へと飛び込んで、また上がってくる。

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Wide Angle Rolleiflex

思わず私も飛び込みたくなったが、カメラがあるので(^^;
もちろんSkinnyではない。

写真を見ていたら、私も飛び込みたくなってきた。
さすがに風呂場ではできないな。

じゃ・・・

行くか、どなん!!
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by jazz_houser | 2009-03-20 16:35 | 与那国島 | Comments(8)
2009年 03月 17日
crack
ぬかるんで
纏わりつくこともある

乾いて
罅割れることもある

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Rolleiflex 3.5F Planar

うりずんになり

雨が沁みれば

また やわらかくなる
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by jazz_houser | 2009-03-17 00:59 | 波照間島 | Comments(9)
2009年 03月 13日
大阪LOVER
突然ですが、今夜から京都・大阪に行ってきます。

生まれ育った大阪の街を愛し、撮り続けている写真家、その最新作を見に行きます。

兒嶌秀憲さん。

2005年京都プリンツにて行われた『不安定な理』が兒嶌さんとの出会いでした。
大阪で生まれ、住み、街を歩きつづける、その姿勢は私にはまぶしく、その後ろ姿を追いかけてきました。
私は八重山育ちではありません。
苦悶した時期もありましたが、今では受け入れられました。
兒嶌さんはNikon Salon ユーナ21の先輩でもあります!
4年ぶりの再会、最新作にわくわくしています。

Hidenori Kojima Exhibition
"BALAL 混沌との狭間"

2009.2.24 tue - 3.29 sun(3.7[土] , 3.15[日] , 3.20[金]休廊)
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京都 PRINZ

そして同志rainmanさんがギャラリーLime☆Lightにて開催の第3回☆6-motion展に出展されます。
3/15(日)オープニングにご一緒します。

Lime☆Light企画展 第3回☆6-motion展
2009年3月15日~28日 18日・25日(水)定休日
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大阪(帝塚山)Gallery Lime☆Light

二つの写真展、関西圏の皆様!ぜひ週末に訪れてみてください。
rainmanさんと新宿で前祝いして、ドリカム聴きながら?夜駆けで乗り込みます(笑)

私は尼崎で生まれ、その後数年山科で過ごしました。なんとなく縁を感じてしまいます。
記憶はうっすらとしかありませんが(^^;
余裕があれば6月の大阪Nikon Salonの前に、色々なギャラリーを下見してきたいと思います。

今までマブイがらみの記事しか投稿してきませんでしたが、
これからは友人の写真展なども紹介していこうと思います。
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by jazz_houser | 2009-03-13 13:00 | 写真展情報 | Comments(10)
2009年 03月 11日
月夜
波照間島は星を見るにはとてもいい。
もちろんコンビ二のギラギラした看板もない。
集落から少し歩いただけでも、プラネタリウムにいるよう。
満天の星を見たいなら、必ず月齢を調べて行ってほしい。

でも、私は満月が好き。
波照間島にいて、満月がこれほど明るいとは、、、初めて行った時思った。
満月はもくもくと湧く雲を照らして、浮き立たせる。
雲が光るのだ。
島酒を飲みながら、夜風に吹かれ、流れる雲を追う。
月が隠れると、酔っ払った私の影が消える。
・・・だから写真を撮らないのか。

今日、東京は満月だった。
帰り道、見上げた空に満月。

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Rolleiflex 3.5F Planar

その満月を波照間でも誰かが見ている。
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by jazz_houser | 2009-03-11 23:37 | 波照間島 | Comments(2)
2009年 03月 10日
風渡る
島渡る風

真夏の日中は高く駆け上った太陽から光線が降り注ぐけれど、
朝晩はそよそよ風が渡る。

私はこの日、初めて波照間を去る。

無風の時が止まったような、暑さで朦朧として、道で立ちすくんだ。
ニシ浜で7つの魂のうち、いくつかニライカナイに持っていかれた。
満月に湧き、光る雲を眺めた。
もしかしたら切ない予感が漂っていたかもしれない。

最後の日、2便で島を離れるまで、南部落を抜けて歩く。
この時の青空は永久に忘れられない。
地平近くの空が裏返る。

左右逆のファインダーを覗いたら、
風がまた魂を運んでいった。

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Wide Angle Rolleiflex

多分写真には写らないものもある。
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by jazz_houser | 2009-03-10 00:17 | 波照間島 | Comments(5)
2009年 03月 06日
旅の終わり
確か、
日常が追いついてしまったら、それは旅じゃなく、生活になる。
そんな文章を八重山を旅しながら読んだ。

島を去るのは、とても寂しいもの。
もう何度も繰り返しても、なくなることはない。
どこまでいってもエトランゼだけれど、そうじゃない。


碧の波の向こうに、帰る場所を見ているのだろうか。

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Wide Angle Rolleiflex

また島に還るのだろう。
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by jazz_houser | 2009-03-06 23:34 | 波照間島 | Comments(16)