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2009年 01月 31日
春の朝
私は夜、飲みすぎる。
でも、たまには早く起きることもある。
まだ同宿の誰も起きていない。
顔を洗って、前夜に買っておいたコーヒーを飲む。
コーヒーはやはり風を感じて。

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Rolleiflex 3.5F Planar

朝靄が出ているな。
本日も晴れ。
さて身体を起こしに、ニシ浜まで散歩するか。

朝露が照らされて綺麗。
そんな景色をファインダー越しに覗くのがまたよい。

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「おはよう、何してるの?」
売店のお母さんだ。
「子供の頃、学校へ歩く道すがら、綺麗だなって思ってた。」
犬とお母さんとさよならして、坂を下る。
風景を撮る人は、もしかしたら自分が癒されに行くのかな・・・なんて考えながら。

見えてきた。
あぁ、、、ニシ浜はいつも美しい。
あの子は1便で帰るのだろう、その前に朝のニシ浜で。。。

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春の海に心躍る。

ドラマでは表せない波照間の良さを私なりに。
ナンチャッテ(^^;

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by jazz_houser | 2009-01-31 17:12 | 波照間島 | Comments(4)
2009年 01月 29日
普通
私が八重山を旅するようになって、
感じたことは“違い”であった。

なるべく自分の心の状態をオープンにして、
現地で出会った方々とどんなことでもお話し、聞かせてもらおうと努めた。

出会った島の人々の考え方、習慣、そういった素の部分が、
やはり自分とは大なり小なり違う場合も多かった。

私は自分の尺度・経験したこと・もろもろから、
“普通こうだろう”なんて考える。

それは自分にとってしか普通でないのだ。

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Rolleiflex 3.5F Planar

その違いを踏まえた上で、根底に流れるものが、
私たちヤマト(にあったであろうもの)に通づると感じた・覚った時、
深い愛情が湧いてくるのだ。

それぞれの多様性を認めた上で、共通項から相通づる“根”を探す。

個と個、

国家と国家、

民族と民族、

どんなに大きくなろうとも、

同じ人間なんだもの。

みつぉ

・・・

じゃなかった。

私がこのマブイハメグル、を追い続ける中で、
八重山から本当に色々なことを学ばせてもらった。
それは写真うんぬん、それ以外のことがとても大きいのだ、
今はそう思う。
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by jazz_houser | 2009-01-29 20:55 | 波照間島 | Comments(0)
2009年 01月 27日
まちぼうけ
思えば、初めての新城島は波瀾万丈だった。
石垣→西表・大原経由→新城島というルートで上陸した。
定期航路ではないが、島民が安栄観光に連絡すると、
便は選べないが乗せてくれる。
普通一人よりも数人集まった方がよい、けれど私は一人。
帰りはすんなり石垣直行、のはずだった。

おばぁに別れを告げ、ちょっとしんみりしながらおじぃと桟橋に向かう。
サソリやらカメラの故障も、今となってはよい旅のエッセンスかもしれないな・・・
昨晩は二人飲み過ぎて、「東京に電話しろ、歌を聴かせる!受話器こっち向けろ」
なんて大騒ぎしてたらおばぁに怒られた。
夜中に本気で唄うんだもの。

今夜は久しぶりにビールを飲んで、
石垣で味の濃いものを食べようかと思っていた。

木陰でおじぃと船を待つ。
おじぃもこの濃密な四日間で撮られ慣れてきたらしい。
「あれだ、大原から船が出た」
対岸の港から白波を立てて向かってくる。

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Wide Angle Rolleiflex

「あのブイのあたりで曲るさ。」
船影がどんどん大きくなる。
新城島の近海を右に滑ってゆく。
・・・
曲らない。
「行っちゃったよ・・・」

前日に連絡してもらっていたのに、見事に見捨てられた。
さてどうしたものか、、、今日は郵便船も来ない。
おじぃはもう一泊してけと言うが、明日は一便で波照間に行かなければならない。

石垣や黒島からいくつかの業者がシュノーケルツアーを行っている。
頼み込んで、黒島まで片道載せてもらうことになった。
「シュノーケルツアーだから、泳ぐのに付き合ってもらうぞ、道具はないけど」
まぁ、こういうアクシデントもいい。

蒸した狭い船内で、海パンに着替える。
体一つ碧い碧い海に飛び込む。
ほぼ生まれたままの形で、海に抱かれる。
黒島沖のサンゴ礁は言葉では言い表せない。
細胞が生き返る海。

新城島はちょっと気合を入れないと行けない島だ。
その後は船に忘れられてはいない。
行ったすぐ後は濃密すぎておなかいっぱい、と思うのだけど、
しばらくするとまた二人に会いたくなる。
もう半年会っていない。
また顔見に行こう。
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by jazz_houser | 2009-01-27 12:40 | 新城島 | Comments(4)
2009年 01月 27日
個展準備10
今夜は2時半には寝れそうだ・・・うれしい。
先週から睡眠三時間以下、昨日は一時間。
正直、生まれて初めてこんなに寝ていない。

私の使っている紙は乾燥してシャドウの評価ができるまで、
厳密には、最低でも数時間はかかる。その後熟成する。
それが睡眠時間を削っている。
一般的なバライタと逆なので最初はへぇーという感じだったが、
考えてみれば潜像が浮き上がるのと、インクが染み込む違いからくる。
カラープリントはまだ迷っている1枚も含め、25枚が一通り終わった。

大きい紙のハンドリング、ホコリ取り、
紙の不純物がプリントのどの位置に来るか(高濃度部にくるようにする)、
乾燥工程、またホコリ取りをして箱に納める。

3枚単純ミスした他は反省点はない。
今晩モノクロのテストチャートをプリントして出勤前に評価する。

いよいよ折り返し地点だ。

単なる満足感からくるのかもしれない。
寝不足でキてるからか、上がりは上々で躁状態にある。
生体反応はかすかだ。
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by jazz_houser | 2009-01-27 02:04 | 個展準備 | Comments(0)
2009年 01月 23日
秘祭
新城島をパナリという。
パナリとは“離れ”のことである。
上地島と下地島を浅瀬が隔てる。

“アラグスク”という名前を聞くと、
神秘的な、興味本位で触れてはならないような、ある種の緊張を覚えていた。
島内にはむやみに入れない場所も多いが、
その緊張は秘祭を意識してのことだと思う。

西表島の古見、新城島、小浜島、石垣島の宮良で行われる豊年祭。
数十年前までは非公開で、住民だけが見ること、参加することが許された。
上記の地域の順番で伝わったと言われているため、
内容には共通点が多いようだ。
元々他者に見せるという祭ではない。

特に新城島は、定期船はなく、駐在所も診療所もない。
孤島であるがゆえに、より神秘性が高まる。
私は見たことはない。
初めて新城島に行った時、私は神行事や土着的な行事を知りたいので、
つい祭に関連する話になりそうになった。
すると、一瞬で空気が 「閉じた」。
島民や島出身者、見物人はそこで見たことを話したり、
文章で記録したり、写真を撮ったりしてはならない。
ずっと心にしまっておかなければならないのだ。

ただ言えるのは、豊年祭のときはすさまじい感情の高揚があるのだろう。。。
その時はカメラを置いて見学したいが、野宿を覚悟する必要がある。

「昔、若い者は気性が荒くて・・・」

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Wide Angle Rolleiflex

神が訪れ 神が通る道

どうしても興味があるなら、
石原慎太郎 著「秘祭」を読んでみて想像してみてください。
彼は実際に見て、誇張・脚色して書いていると思われます。
話半分で物語として読む分にはよいと思います。

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by jazz_houser | 2009-01-23 17:39 | 新城島 | Comments(1)
2009年 01月 22日
求心睡
初めての八重山、
そんな旅人には梅雨の明ける6月末~9月をお勧めする。
台風さえ来なければ光溢れる八重山を楽しめるだろう。

八重山にマブイを落としてしまった人にとっては、最早季節は関係ない。
私は冬も好きだ。
寒いと言っても日中はせいぜい長袖程度でいいし、日差しはそこそこ柔らかい。
雲が多いため、写真的にもおもしろい。

この間ニュースで、「寒波で魚が浮いた」というのを聞いた。
海水温が13度程度になると、熱帯魚が仮死状態になって、
浜に打ち揚げ上げられるのだという。
冬の八重山、特に遮るもののない“小島”では風が強い。
気温が高くても体感温度が下がるため、たまに防寒具が必要なこともある。
冬は観光客も少ない。
ひっそりと独り歩くと、思いがけないものに出会うものだ。

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Rolleiflex 3.5F Planar

猫の宇宙。
眠りに求心力がある。
・・・私も傍で円くなりたい。
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by jazz_houser | 2009-01-22 17:17 | 波照間島 | Comments(4)
2009年 01月 20日
Windmill
私は、風力発電のプロペラが好きだ。
有名な北海道の苫前や茨城の神栖にも行ってみたい。
風車がゆっくり回るさまはなんともシュールだ。

八重山で風車は与那国と波照間にあった。
小さい島でも、「今自分がどこにいるか」をすぐ把握するには
とてもよい目印になった。
波照間と言えばあの風車だったが、
2007年の台風によって、その機能を停止してしまった。
ずっと回らないまま残置されていたが、昨年撤去された。
現在波照間島では、現在火力発電のみで電力がまかなわれている。
将来的に、台風の暴風時に横倒しできる風力発電が計画されているという。

サトウキビは1年半前後で成長するため、
毎年夏に同じアングルで撮影することはできない。
だからこそ風車のある景色を探す楽しみがあった。

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Rolleiflex 3.5F Xenotar

かつてあった風車。
島風が電気を作る。
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by jazz_houser | 2009-01-20 12:23 | 波照間島 | Comments(4)
2009年 01月 20日
個展準備9(プリント真っ只中)
昨年、銀塩プリントをしたのは2回。
8x10から小全紙に焼いたのと、年末にrainmanさんのお宅で6×6から1カット焼いた。
カラーに到っては現像のみで、同時プリントやベタさえも取らなかった。

私がこの「魂は廻る―マブイハメグル」を始めた(始まった)とき、
なんとなくカラーネガと赤外を持って行ったわけだが、
今のスタイルが始まった。

書いていて、小学校の理科準備室で暗室タイマーの露光ボタンを押したのを思い出した。
フィルムは理科の先生に現像してもらって。
初めて焼いたのは、畑の中を走る電車だった。
この間アルバムに挟んであったのを見つけたが、ブレていた。
それから10年写真から遠ざかった。

大学の頃、旅行をきっかけにカメラを持つようになり、
だんだんとカラーフォトにのめり込んでいった。
ポジからのダイレクトプリントに始まり、
たまに気に入ったものを拡大デュープしてネガプリントしてみたり。
クロスプロセスに適したフィルムとペーパーを探したり。
写真にはまる=プリントにこだわる 自然な流れだった。
とにかく紙に焼いたプリントが残したかった。

4・5年前だったか、いつもオーダーしていたラボで、
『このあたりはプリントでこう再現される』と思って指示して焼いたものが、
何度焼き直しをお願いしても感覚に近づくことはなかった。

それから藤本のプロセッサーを導入して自家プリントをしようと考えた。
しかし、モノクロの印画紙にはバライタタイプとRCタイプがあるのに、
カラーはなぜRCだけなのか・・・と思ったら大昔に無くなっていたのだ。
カラーとモノクロを同列で差異なく見せたい、
そう思っていた私は、当時懐疑的ながらデジタルに踏み込んだ。

写真も我流ならデジタルも我流。
それから3年ほどして、私のプリントを著名な作家の方に見ていただく機会があった。
満を持してという気分だったが、
「写真の内容はまぁいいとして、この赤と緑浮いてるよね、どうするの?」とバッサリ。
悩んだ。
それからというもの、暇さえあれば修業のように写真展にゆき、
何千枚・何万枚とアナログ・デジタルに限らず生のプリントを見た。
いいものはいい。

八重山に通うたびに一冊のBOOKを作るのをノルマにした。
狭い部屋に置き場に困るようになったが、
たまに最初の頃のものを、今見ると恥ずかしくなる。
デジタルも焼いて・考えて・眼を鍛え・また焼けばよくなる。

私はアナログでもデジタルでも、想いのこもった、、、魂のこもったプリントがいいと思う。
こもっているかどうか、大体見れば分かるものだ。
またマブイかよ、01データにどうやってもマブイが入るわけないさーと言われそうだが、
多分魂を込めないと焼けない。

今月の頭からテストプリントを始めたが、なにか違う・・・
納得できないながらも進めるが、やはりおかしい。
昨年のニコンサロン応募時のプリントは(ちょっと粗もあるが)、
自分の中で突き抜けたプリントだった。
眼の前に理想があるのに、それにまったく近づけない。
やっと原因が分かった時、冷えた自室で全身から嫌な汗をかいた。
なんくるなくない。
・・・
プリンタの故障で2週間ほどロスした。
代替機を手配して助けてくださった方々に、よいプリントを作って応えなければならない。
プリンタには個体差がある。初めてプリントを見る人には多分どう違うのか分からないだろう。
でも、自分がすっきりしないのだ。
目の前にあるんだもの。
時間の許す限り、体力が続く限り、頑張る所存です。
一片も妥協せず、自分のすべてを出せたらと思う。

用紙は国内外から取り寄せたマット紙、約50種類の中から選んだ。

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私は、手法も道具も、ひとつづつ試して、選んで、
自分が言い訳できないように外堀を埋めておかないと前に進めない。
それだけ「大丈夫だ」と言い聞かせたいのかもしれない。

DMは現時点で500枚配った。大阪展の分をいずれ増刷しなければ。

株式会社ニコン ホームページにギャラリートークの情報が掲載されました。
株式会社ニコンホームページ

ニコンサロンのスケジュールにも掲載されました。
(カラー30モノクロ30は応募時のもので、実際は四十数枚となります。)
Nikon Salon

いよいよだ。
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by jazz_houser | 2009-01-20 01:40 | 個展準備 | Comments(2)
2009年 01月 15日
完全燃焼
波照間島、ムシャーマ。
朝から炎天下の中行われた祭も、最後の行列で各集落に戻ってゆく。
集落の広場で、最後の演目がある。
もう足の皮も擦り剥けただろう・・・

最後の棒術を渾身の力を振り絞って、集落の人に魅せる。
長刀が相手の脚の下を潜り、砂利がカメラに飛びかかる。
掛け合いは本気だ。

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Wide Angle Rolleiflex

最後の立ち合いが終わり、汗が光る。
魂は燃える。


18(日)午後9:00からTBSにて波照間島を舞台にしたドラマ、
「本日も晴れ。異状なし~南の島 駐在所物語~」が始まる。
八重山を舞台にしたドラマでは主要なところだと、
ちゅらさん(小浜)・コトー(与那国)・瑠璃の島(鳩間)があるが、
波照間島初の連ドラだ。
実際の波照間での撮影は1週間ほどで、その他は本島周辺の島や東村で行われるようだが、
全国ネットの連ドラでチラリとでも波照間が見れるのは嬉しい。

坂口憲二はまさにこの写真の駐在さん(玉城さん)を演じることになる。
この駐在さんは、フェリーや高速船が着くときに、港に立つ。
夏場やGW繁忙期に、宿を予約しないで訪れた無謀な旅行者を、
泊まらせてくれるよう宿を回って頼み込んだりと、
ほんとうに温かーい、最南端の駐在さんだ。
※波照間は現在野宿禁止、必ず宿を事前に予約してください

坂口憲二の駐在さん、松下奈緒の波照間小学校教諭、配役はぴったり!
毎週日曜が楽しみだ。

ちなみにこの駐在さん、私と年が1つ違い。。。
やはりウチナンチュは年齢がわからないなぁ(^^;
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by jazz_houser | 2009-01-15 22:54 | 波照間島 | Comments(2)
2009年 01月 15日
個展準備8
今日は展示換えをしに、写真を飾っていただいているHair Bloomさんへ。
展示している写真は6枚。
やはり白い壁に写真が浮かぶのはいい。
評判は不安だったが、皆さんの目を楽しませているようで一安心。

今回の写真はちょっと重めのセレクトにした。
前回は導入、今回は個展とのギャップを埋めるようなことを考えて。
1ヶ月間私の写真を見せられてCUTをすることを考えると、責任重大だなぁ。

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施工は前回とは違い、とてもスムーズだった。
でも、店長さんの手を虫ピンでチクっとしてしまった・・・
動揺してすいません(^^;

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私自身皆さんに触れて、このところの殺伐とした心がほんわかと温かくなった。
助かりました、ありがとうございました。
本当によい美容室です。

Hair Bloom 阿佐ヶ谷店
杉並区阿佐谷南3-1-19横川ビル1F
03-5397-1552 最寄駅 JR阿佐谷駅 丸の内線南阿佐ヶ谷駅
JR阿佐ヶ谷駅南口を出て、中杉通りを南阿佐ヶ谷方面に歩くと、
右側に白い外観が現れます。

http://hair-bloom.jp/
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by jazz_houser | 2009-01-15 00:48 | 個展準備 | Comments(2)