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2008年 12月 30日
Make up
西表島、節祭。
今日はユークイ吉日。
旗頭ウクシも無事終わり、皆が食事を取る。

今日はハレの日だ。
スリズ(公民館)に集まった子供たちは、
ちょっと照れくさそうにMake Upしてもらう。

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Wide Angle Roleiflex

人がミルク神になるように、
小さな彼女たちも変身するのかもしれないな。
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by jazz_houser | 2008-12-30 23:44 | 西表島 | Comments(4)
2008年 12月 29日
嵐の夜に
ムシャーマ前夜。
降り続く強い雨に、明日の天気を憂う。
こんな夜は、明日の撮影の準備をして、早く布団に入る。

八重山を訪れはじめた頃、
文化や土着的な事について、あえて深く知ろうとは思わなかった。
特に祭については避けるというか、手を着けようとは思わなかった。
やがて八重山に強く惹かれ、もっと深く知りたいと望んだとき、
避けては通れない、体験するしかないと思った。

現地で写真を見せると、なぜか『懐かしい感じがする』と言われることがあった。
同じく帰京しても。
回を重ねるうち、なぜ懐かしいと感じるのかがおぼろげにも分かってきた。

八重山は沖縄とも違う、もちろん本土とも異なる。
訪れる人は、そのエキゾチズムに『日本じゃないよね』なんてふと洩らしてしまう。
しかし、実は相当『日本的』なのだ。
八重山の祭祀には稲作を根にもつものがかなりある。
本土の行事については言う迄もなく。
八重山の信仰は日本の古神道と考え方はとても似ている。。。
素朴だなぁ・・・とよく言うけれど、まさにヤマト(私たち)の素の姿があった。

明日のムシャーマは晴れるだろうかzzz

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Rolleiflex 3.5F Xenotar

起き出して外を見ると、雨が上がっていた。
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by jazz_houser | 2008-12-29 18:24 | 波照間島 | Comments(0)
2008年 12月 28日
軌跡
西表島、節祭。
今日はトゥシヌユー(年の世:大晦日)。
家々では清めのサンゴを撒き、台所の蛇口にも蔦のような草を結び、魔除けとする。
新年を迎える準備をするのだ。

500年という時のつながりは、私には想像もつかない。
感じるのは祭を作り上げる人たちの愛情とプライド。
島で生まれて島に住む人、今は本土で暮らす人、本土で生まれ島に住む人。
皆で準備し、練習する。気持ちが一つになる。

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Rolleiflex 3.5F Planar

500年の軌跡が刻まれる。
明日、いよいよユークイ(世乞い)だ。
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by jazz_houser | 2008-12-28 01:23 | 西表島 | Comments(2)
2008年 12月 26日
個展準備7
もう年の瀬、作業も押し迫ってきた。
同時期にコニカミノルタで展示をする人は、もうプリントが仕上がっている・・・
と知り合いから聞いて、ますます焦る(^^;
私の性格上、ギリギリまでもがくので、早くプリントしても同じなのだが。

私の部屋は殺風景だ。
ちょっと大げさに言えば、寝るか写真かしかできない。
照明器具も昔の学校の教室のような40W直管2灯に替えてある。
何年か前に天井・壁紙もすべて無彩色の白に統一した(さすがにグレーは避けた)。
色評価蛍光灯も半年ごとに替えているため、できうる限り望ましい環境になっている。

ニコンサロンの照明は色評価蛍光灯とハロゲン。
私の展示ではすべてハロゲンのみを使用する。
いつも自室でプリントを評価しているのは色温度5000K
展示環境は色温度のぐっと低い(赤っぽい)ハロゲン。

この差が気になっていたので、テストしてみた。
東芝 ネオハロビーム70(JDR110V100W/K7F)ビーム角35° 全光束:1500lm 最大光度:3000cd 色温度:3,000K
USHIO ハロゲン70 (JDR110V-85WLW/K7-H)ビーム角35° 全光束:1760 lm 最大光度:3200cd 色温度:3,000K
一般的なハロゲンランプを使用して、
今までのテストプリント(5000K下で作成)を見てみる。

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印象としてはそれほど変わらない。
ただし、なんとなく黒の感じが異なる。
同じライトであれば、全ての写真が同じ様に転ぶため違和感はないか。。。
ガラスの反射もなく、ペーパー表面の反射が少ないため、
見る人にやさしい展示になるのでは、と思っている。

1/255の色の違いを見分ける人間の眼というのはとても高性能だ。
私も目の疲れ具合によって結果が変わってくるため、
効く目薬はこれから欠かせない。
さて、一月末までに仕上がるかどうか・・・
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by jazz_houser | 2008-12-26 12:59 | 個展準備 | Comments(2)
2008年 12月 24日
Southern Snow Flakes
昭和52年2月17日に久米島でみぞれが観測されてから、
沖縄県に降雪の記録はないようだ。
八重山諸島は2月の最低気温でさえ14℃程度なので、
降雪はないと言ってよいだろう。

この間、「南の島の氷灯ろう祭り」が石垣島で開催された。
北海道から雪が届けられ、子供たちは喜んだだろうなぁ。
このところ東京でも雪を見ることは少なくなった。
朝起きると一面銀世界!なんていうのが、子供の頃はよくあったのだけれど。

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Rolleiflex 3.5F Planar

日本最南端の雪の結晶

残念ながら今日は星は降らないかな
どうか、八重山のみなさんも、ヤマトのみなさんも聖なる夜を☆
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by jazz_houser | 2008-12-24 12:48 | 波照間島 | Comments(4)
2008年 12月 24日
貝遊び
おじぃと島を歩き、色々な話をした。
ヤマトでダムを作った話、小さい頃のけんかの話、クジャクを捕まえる話。ジュゴンの話。
※その後クジャクは環境省の作戦でほぼ制圧された
おばぁは与那国で生まれ、おじぃと結婚した。
なぜだか分からないがたまにアラグスクジマのことをシンジョウシマと言うときがある。

島民が少ないので、同じ人と何度もすれ違う。
端から端までゆっくり歩いても1時間ほどの島なので、
2日もいればすべての道は歩きつくしてしてしまう。

午睡した後、浜で拾った貝殻を並べてみる。

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Rolleifex 3.5F Xenotar & Rolleinar2

何もすることがない幸せ。
一人遊びが好きな人にとってはまさに天国の島、新城島。
いつかもし子供ができたら、連れて行きたいと思う。
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by jazz_houser | 2008-12-24 00:11 | 新城島 | Comments(2)
2008年 12月 22日
雨宿り
波照間島最大の祭、ムシャーマは旧暦7月13日(旧盆の真ん中:ナカヌビ)に執り行われる。
ムシャーマの2日前の晩、各集落の広場では最後のリハーサルが行われる。
この時のムシャーマは直前に天候が崩れ、ヒヤヒヤしながらの準備だった。

早めの夕飯を食べ、広場に集まる。
少し押して、始まりの挨拶をした後、土砂降りの雨が。
私も急いで木の下に逃げ込み、カメラをTシャツの下に避難させる。
一番大きな木でも十分でなく、撥ね返りで膝下が濡れる。
おばぁと密着雨宿りだ。

島の子供たちは元気である。
雨の中を祭の小道具を手に走り回る。
楽しみながら、島の繁栄を願い、先祖を偲ぶことを知る。

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Rolleiflex 3.5F Planar & PE28S

ストロボ一閃、好奇心いっぱいの笑顔が光る。

やっと落ち着きを取り戻した時、
雲の切れ間から月が顔を出し、島風が濡れた肌をさらう。
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by jazz_houser | 2008-12-22 17:34 | 波照間島 | Comments(4)
2008年 12月 19日
アサヒカメラ1月号 発売!
廻らない頭で出勤前に新宿駅構内の書店へ。

ありました!

第一印象は・・・表紙に圧倒。
篠山紀信さんのヌードです。

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ついにこの日がやってきました。

岩合光昭さんの猫カレンダーが付いてます。

田沼武能さんのテーマである写真が載ってます。

恐れ多くもそんな方々と名を連ねられるなんて・・・

車窓から見慣れた風景を眺めながら、じーんとしてしまいました。
一つの本は色々な方々の力が合わさって、やっと出来上がるものです。
関係者の方々には感謝しきれません。
本当にありがとうございました。

皆様、どうか書店でご覧ください。
また、感想などいただけたら幸いです。
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by jazz_houser | 2008-12-19 12:07 | 個展準備 | Comments(20)
2008年 12月 18日
音を聴く
海岸線を歩く。
大体において独りだ。(見渡す限り一人ということ)
独り言を言ってみたり、気分のよいときは歌を歌ってみたりすることもあるが、
やがて黙って、自然の音を聴くことになる。

珊瑚のぬけがらが波に洗われてカラカラという金属音。
脚を踏みしめた時に砂が鳴く音。
島風が顔の横で巻く音。

もちろんよい景色を探したりもするが、漂着物を見て歩くのもいい。
めずらしいものも落ちていたりする。

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Rolleiflex 3.5F Xenotar

亀の頭蓋骨を耳に当て、音を聴いてみる。
波間を泳いでいたころの夢が見えたらと思いながら。

ここでは、
生きていること と 死んでいること の境界は、
それほどはっきりしない気がする。
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by jazz_houser | 2008-12-18 23:00 | 小浜島 | Comments(2)
2008年 12月 17日
守るもの
竹富島は大昔、八重山の中心であったという。
文化や行政の面でということである。
八重山で初めて鉄器がヤマトか中国あたりから伝えられ、鍛冶が行われた。
行政の面でも1543年に石垣に蔵元が移されるまで、
この島に八重山を統治する役所があったという。
また、信仰の面でも同じようなことを聞いたことがある。

この竹富島には島以外の人には土地を譲らないというルールがあり、
それを厳格に守ることによって島を護ってきた。
沖縄の他の島ではアメリカから日本に復帰する際に、
ヤマトの企業による資本進出の波にさらされたが、
竹富島は「町並み保存地区」に指定され、“皆がイメージする八重山”の姿を保っている。

反面、そのルールは実際に住む人にとって、かなり厳しい側面がある。
でも今までその犠牲の上に成り立ってきた。

今、島が揺れている。
それは単純な“本土企業による開発”ではないようだ。
島の人たちが、納得する結論を出せることを願っている。

時は絶えず流れ続ける。

できることなら、大地が血の涙を流すのは見たくない。

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私は勝手である。
八重山の景色を見つめるたび、地球に生きるもののたった1種類、
“ ヒト ” について考えてしまう。
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by jazz_houser | 2008-12-17 18:10 | 竹富島 | Comments(2)