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2008年 09月 30日
カツオ漁
与那国島は東シナ海のど真ん中なので、
大物を狙う太公望たちがやってくる。
年に一度のカジキ釣り大会も行われている。
久部良(くぶら)漁港では、毎日のようにカジキが水揚げされ、
そのまま氷漬けにされて出荷される姿が見られる。

八重山の漁業を考えると、古くは遠洋漁業でカツオ漁が盛んだったと聞く。
私の好きな波照間でも、ニシ浜に沿って鰹節工場(小屋)が並んでいたというし。
ここ与那国も例外ではない。
鰹漁はだいぶ前に海洋法が変わるとともに廃れていったそうだ。

久部良漁港から上ると、
東シナ海を望む高台に、かつての鰹節工場はあった。
円形のコロシアムのような構造体が二つ。

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大きな樽に捌いた鰹を入れたのだろうか。
その樽も今はもうない。
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by jazz_houser | 2008-09-30 00:54 | 与那国島 | Comments(0)
2008年 09月 29日
虹が架かる
西表島の西の端、船浮集落。
陸路では白浜集落までバスで行ける。
そこから渡し舟に乗り換え10分、船浮が陸の孤島と言われる所以だ。
嵐になると外洋をゆく船が逃げ込める国際避難港になっているほど、
静かな入り江に面している。
それを利用して真珠の養殖が営まれている。

集落は端から端まで歩いて5分くらいしかかからない。
集落の筋には天然記念物のセマルハコガメもひょこひょこ散歩している。

西表島は山が深く、気象の変化が激しい。
海を眺めていると、遠くの水面が白く霞んでいる。
通り雨がくるのだ。
あー、来るなぁ・・・もうすぐそこまで・・・
キター!!!
軒先で雨宿りをすると、すぐに通り過ぎてゆく。
またてぼてぼと歩き始め、ふと振り返った。

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人懐っこい笑顔に虹が架かる。
この間帰った時探したのだけど、引っ越してしまった後だった。
もう会えないのは残念だけど、新天地でもこの笑顔でいてほしいな。
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by jazz_houser | 2008-09-29 02:14 | 西表島 | Comments(4)
2008年 09月 27日
空と海と
八重山を歩く。
空・海・大地・太陽・風・光・・・シンプル。
地球上どこに行ってもこれらの構成要素は変わらないハズ。
でも、普段生活していると、もっとコマゴマとしたものに気を取られ、
こういったことに気づくことは少ない。

麦藁帽子から流れる汗をタオルでぬぐう。
何の目的もなく、桟橋を歩く。
地面から陽炎が立つ。

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空と海を別つのは朽ちたガードレール。
今は真新しいものに取り替えられている。
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by jazz_houser | 2008-09-27 12:01 | 新城島 | Comments(0)
2008年 09月 27日
珊瑚と生きる
石垣島の白保集落。
白保は昔ながらの八重山の街並みが残っている。
赤瓦とフクギの木が美しい。
石垣島の交通は観光客にはちょっと不便であるが、
バスターミナルで白保線に乗るか、レンタカーで約20分。

私のイメージでは歌や踊りの芸達者が多い。
旧盆の時期には特有の道アンガマが行われる。
海には世界でも稀少な青珊瑚の群落がある。
白保に住む方たちは、それを誇りに思っているのではないか。

いつかの5月。
暑くて日陰を探して、浜の東屋に座る。

今は大阪に住んでいるというお父さんが海を見て言う。
「もう見れなくなるかもしれん、よーく見ておけよ」

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現在の石垣空港は滑走路が短いため、直行便・大型機の発着に問題がある。
それを解決するために、新空港を建設しているのだ。
2013年開港を目指し、白保の北の山を削っている。

・・・毎日八重山は変わっている。
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by jazz_houser | 2008-09-27 01:19 | 石垣島 | Comments(0)
2008年 09月 25日
牛の島
八重山では肉牛の生産が盛んで、石垣牛というブランドも育っている。
とりわけ黒島は牛の島と言われる。
今では人間の10倍もの牛がいるが、
元来、珊瑚による土壌は作物を育てるのには適さない土地だった。

石灰質の岩盤には保水力がなく、
司が雨願い(アミニゲー)をしても叶わず、
1960年代には旱魃と飢饉に襲われ、多くの人が亡くなった。
やっと1970年代には西表島より海底送水が始まり、それが解消する。
時を同じくして、土質改良事業(重機による岩盤破砕)が行われ、
黒島を牧草の生える地へと変えていった。

島の道を自転車で走る。
誰にも会わないので、「モ゛ー!!!」と叫んでみる。
するとたまに「モーォ」と返してくる。
今では北海道か!?と思うくらい放牧地になったハートアイランド、黒島。

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バッタも牧草ロールの中を食べたいのかな。
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by jazz_houser | 2008-09-25 23:06 | 黒島 | Comments(0)
2008年 09月 24日
島野菜
私の愛する波照間島。
波照間の特産品、それは日本一(と思っている)の黒糖でしょう。
糖度が高く、上質なキビができるのは土壌が珊瑚からできており、
強いアルカリ性だからとか。
石垣島や西表島のように、フルーツなどの栽培には適さないという。
換金作物であるキビを作り始める前は、
稲作(ちょっと信じがたいが)や畑作が行われていたそうだ。

露地栽培による波照間産の野菜はおいしい。
ほとんどが島の家庭で消費されるため、外には出回らない。

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おじぃは「キャベツは虫がつくからねー取るのが・・・」
     「つまんでるうちにワジワジー(イライラ)」

いや、それがおいしいんじゃない。
虫が食べちゃうくらい上等なんだよね。
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by jazz_houser | 2008-09-24 23:33 | 波照間島 | Comments(2)
2008年 09月 24日
個展準備1
今日は朝から室内模型を作った。
来年2月に個展を行う新宿ニコンサロンの1/10スケール。
昔はよく模型作ったなぁ。プランニングのエスキスの前夜。
そこは昔取った杵柄で、スチレンボードの面取りが楽しかったり、
スチのりの香りにクラっときたり。
深く考えずに作り始めたら、置き場に困るくらいの大きさに(^^;

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でも、1/10スケールなので、展示写真は4.3cm~6cmくらいになり、
なんとか絵柄を確認できると思う。
この壁面に貼ったり剥がしたりして、練ろう。

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個展を見に来てくれたみなさまに、私の伝えたい八重山を感じていただけるよう、
今から空間創りをしてお迎えします。
まだネタは明かせませんが・・・
写真も未公開作となります。
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by jazz_houser | 2008-09-24 00:35 | 個展準備 | Comments(2)
2008年 09月 22日
静かな集落
私はこの小さな漁村に泊まってみるまで、
小浜島を誤解していた。
大きなリゾート施設やゴルフ場まであるということが、
なんとなく私の足を消極的にしていた。
大規模な観光施設があるということは、
島の雇用の確保の面でも役立っているのだろう。

細崎(くばざき)集落は、
小浜島の西の端にあって、
マンタの泳ぐヨナラ水道を挟んですぐ対岸に西表島が見える。
細崎は沖縄の糸満の海人が移り住んだ集落だそうで、
冬場はおいしい魚(新鮮なうちにかまぼこにしたりする)やモズクがいい。

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細崎に行くたび、必ず出会う家族がいる。
会うたびに、この子も大きくなっている。
毎朝、細崎の公民館に集まって、バスで小学校に通う。
細崎はほんとうに小さな集落で、
ここにはとてもよい時間の流れがある。

私の好きな場所、細崎。
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by jazz_houser | 2008-09-22 17:44 | 小浜島 | Comments(2)
2008年 09月 22日
鳩間中森
ふーねはゆくゆーく、鳩間のみなーとー
鳩間島は音楽の島。
5月のGWには鳩間音楽祭が行われるし、
島や島出身者には唄者が多い。
鳩間加奈子さんや、
そういえば夏川りみさんのお父さんも鳩間出身だったかな。

数年前までは、週に3便しか定期船がなかったため、
気軽には行くことが難しかったが、
今では毎日高速船が石垣・鳩間・西表(上原)を結んでいる。
観光客は増えても、それほど島は変わらない。
一周4kmの島は急げば1時間。
よんなよんな半日で半周し、宿に昼飯を食べに帰って、
また午後は残りの半周、そんな散歩のペースがよい。
鳩間中森の灯台を目印にして。

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鳩間小学校は里親で有名で、ドラマ瑠璃の島の舞台になった。
離島にとって、小(中)学校が無くなるということは、
島から人がいなくなることを意味する。

都会からやってきた子供が島の子として育ち、
また都会に戻ってゆくが、それでもまた島に戻ってくる。
温かい人たちが住む島。
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by jazz_houser | 2008-09-22 01:46 | 鳩間島 | Comments(0)
2008年 09月 21日
島の子供たち
日本で最後に太陽が沈む与那国島。
与那国島は東シナ海に浮かぶ絶海の孤島だ。
外洋を航行するため、
特に冬季は“渡るのが難しい”ことから、
古くは“どなん”と呼ばれていた。
台湾が年に数回見えたり、ラジオも入ってしまうような、
まさに国境の島である。
また続きは書くとして・・・

私は与那国島が好きだ。
八重山なのに八重山でないような雰囲気、
断崖絶壁に台地のダイナミックな自然(=男性的)、
海の色は限りなく蒼い。
人が特にいい。

もちろん東京などと比べるまでもないが、
八重山の離島の子供たちは素朴で人懐っこい。
しかし、昔と比べると徐々に変わってきていると思う。
特に与那国島の子供たちは素直だ。
ぜひ行って、お話ししてみてほしい。

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お母さん「今日家に鳥が入ってきたからよー おばぁが海で泳ぐなって」
子供「まだ帰らないー!にぃにぃに泳いでるとこ写真撮ってもらう」
とダシに使われた。

※八重山では突然家の中(特に仏壇)に鳥や虫が入ることは、不吉とされる。
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by jazz_houser | 2008-09-21 01:01 | 与那国島 | Comments(2)