2009年 02月 06日
寂寥
波照間島は日本最南端の有人島。
宿でたまに、「これで日本の端を制覇した」とか、
「あとは納沙布だけだ」とか、最果てをゆく会話が聞こえる。

最果て感、、、という言葉がある。
もちろん波照間でそれを感じることはできるんじゃないか。
私は“最果て感”なら、与那国の方が強いと思う。

私が波照間で最も感じるのは、寂寥感だ。
辞書ではもの悲しいと出ているけれど、
私の言葉で言うと、
“自分の心が薄くなって透ける、空に溶けてしまうような感覚”
そんな感じだ。
まるで己の存在を失うような感覚、そういうととても悲しい気持ちのような印象だが、
無になってゆく、どちらかというとちょっと切ないような。

時間の止まった夏の、黒に近い濃紺の宙、それもそうだ。
でも、冬のヴェールのかかったような低い空に、
フラットな光景は 一気に私を飛ばす。

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Rolleiflex 3.5F Planar

ただの曇りの日も、
私の眼には寂寥が映る。
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by jazz_houser | 2009-02-06 18:27 | 波照間島 | Comments(0)


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