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2009年 11月 11日
![]() 「黒い川」 黒い川が「今」という時代をごぅごぅと 不気味な音を響かせながら流れてゆく 皆の気づかぬうちに 黒い川に一度でも足下をさらわれたものは なすすべもなく ただ永遠に川底でもがき 喘ぎ続けるのだ 夢も希望も喜びも見いだせぬまま いや 見いだせぬのではなく 「夢」「希望」「喜び」などというものは そもそもはじめから存在しないのだ そんな甘い概念など はじめからどこにも存在しなかったのだ 2009年11月15日(日)~28日(土) ※定休日水曜 蓮実伸郎 写真展 『黒い川』 会場 GALLERY LIMELIGHT 大阪市住吉区帝塚山中4-1-4 阪堺電軌上町線「帝塚山三丁目駅」下車 徒歩約3分 いよいよ本日11/15(日)からです!! 私も必ず行って、自分の二眼に焼き付けるつもりです。 2009年 11月 09日
切ないなぁ、、、と沁みてシャッターを押した。 ![]() Rolleiflex3.5F Xenotar いや、、、そうでもない。 ![]() Rolleiflex3.5F Planar しっかりと、生きている。 2009年 11月 03日
いつものナンタ浜で水平線に沈む夕日を眺めた。 心静まる時間帯。 宿へと集落を抜ける。 ある店の前を通り過ぎた時、右から視線を感じた。 窓のカーテンの間。。。深窓の令嬢 凛とした三毛猫と私の目が会う。 写真を撮るにはちょっと暗すぎるなぁ。 逡巡をしていると、この店と猫の主が出てきた。 「兄さんどこから来た?」 『東京です』 ・・・『綺麗な猫ですね』 「雌だけど賢いさ」 ※三毛猫の雄は大変珍しい 聞くと、最初はおてんばな子だったという。 それが昔、山ではぐれてもう諦めかけたころ、 遠く離れた家まで帰ってきたという。 主が言う。 「にぃにぃが写真撮るからここ座れ」 音もなく窓から壁を下り、道路を渡って塀の上へ。 主の前にちょこんと座っている。 これでは後ろ姿しか撮れないな、、、と思っていたら、 「後ろ向け」 ![]() Rolleiflex 3.5F Planar ジー、チャッ 与那国のまやー、まいふなさー ※与那国の猫、賢いなぁ ちなみに与那国には舞富名という60度花酒(はなざき)がある。 酒税法上、原料用アルコールという種別になるのだけれど、これがまた旨いのだ。 鼻に近づけるだけで、予感し、飲み干すと消化器官が消毒される。 まさに飲めば賢くなりそうな、与那国ならではの酒。 あまり飲みすぎて、つっかけ片足無くしたりしないように。。。 2009年 10月 28日
月の無い夜、虫の多さに蚊帳から起き出した。 テレビもないし、携帯も通じない。(当時は) おじぃとおばぁも寝てしまって話し相手もいない。 半分眠った頭で、三脚にカメラを取り付ける。 木戸をそっと開けて、珊瑚の敷き詰められた庭を忍び足。 しまった!ライトを忘れた。。。 後ろを振り返ると、戻るのも面倒だ。 途端にどこかで心細い気持ちが生まれた。 浜へ抜ける木々のアーチをそろそろと進む。 とろんとした闇が私の周りに存在し、闇を掻き分けている。 ここならいいだろうと思った場所に着いたものの、 暗すぎて構図が決められない。 愚かにも夜空が明るいと無意識に思っていたのだ。 辺りに光といえば星と、対岸の街の瞬きだけ。 ・・・露出計もレリーズも忘れてきた。 ここまで来て何もしないのも癪なので、勘で撮った。 10分くらい露光する間、何かが私の足をかすめる。 まったく撮れた気がしない。 私は真の闇を知らなかった。 闇の粒子に包まれていることを知ったとき、恐怖が纏わりついて来る。 蛾のように街灯を求め、次第に早足になる。 ![]() 光は闇への畏れなのだ。 2009年 10月 19日
ミルク(弥勒)は遠い海の彼方、ニライカナイから五穀の種と豊穣を齎すと言われている。 波照間島では盆行事ムシャーマの際にミルク行列が行われるが、 他の八重山の島々では豊年祭で登場することが多い。 弥勒というと弥勒菩薩―シッダルダの入滅後56億7千万年後、人々の前に姿を現し、救済する を連想する。 その顕現は八重山の弥勒信仰、弥勒世と通ずる。 ミルク信仰はその昔、中国やベトナムなどの東南アジアから伝わったとのことだが、 その際に作られた歌がある。 「弥勒節」 大国ぬーミール―クー ばが島にいーもーちー (大国の弥勒様が我が島にいらっしゃった) うかきぶーせーみーしょーりー 島ぬあーるーじー 島ぬあーるーじー (どうぞお治めください 島の主) サーンサーン グヤーァー サー (スィ) サー サー・・・ 八重山の祭を何度か見たことのある方ならば、必ず聴いたことがあるメロディ。 ゆっくりとした、私にはどこか呪術的な。 波照間の知人は「いつも会の〆に流れる、ヤマトの“蛍の光”みたいなもんさー」と言う。 私は西表の節で幾度も耳にした。 すべてが終わった時、集落全員で無伴奏で歌う。 最後のサーンサーン・・・という節の部分。 女性や男の子、老人、、、皆の声が空気を震わせた。 疲労がすっと消えて、なんともありがたい、幸せな心地。 ミルクのゆっくりとした、優雅な動きをするたびに、 世果報の粒子が皆に振り撒かれているよう。 私の頭の中に「たいぐくーぬー みーるーくー・・・」と流れてくる。 ![]() Rolleiflex 3.5F ミルクの向こうにニライカナイが見える。 三線でやっと安里屋ユンタを弾き語りできるようになりました。 次は何にしようかな、、、、 そうだ!弥勒節!と思ったのですが、はたして私にできるかなぁ。 まず歌の音程が高いような(^^; |
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